住宅ローンに関して、最近こんなご相談をよく頂きます。
- 変動金利で借りているけどこのままで大丈夫ですか？
- 固定金利に借り換えをした方がいいですか？
- 繰上返済はした方がいいですか？
そこで今回は、FPである私がどのように住宅ローンを組んでいるかをご紹介いたします。
もし同じようなお悩みがある方には、参考にして頂けると思いますので最後まで見てみてください！
※将来の金利の予測を立てることや、絶対にこれが正解、というものはありません。あくまでも私個人がどうしているかというお話です。
結論（現在の考え）
まず、私がどうしているかからお伝えしますね。
今現在は、変動金利で借りていてこれからも変動金利で継続する予定です。
繰り上げ返済をする予定も今のところはありません。
その代わり毎月の積立をしっかりしていきます。
これが現在の私なりの答えです。
この答えは家庭の事情によって変わってきますので、それぞれで考えてみてください。
どう考えたらいいか分からないときは、ご相談ください(^^)
これまでの住宅ローンとの付き合い
ここからは、私の住宅ローンとの付き合いを簡単にまとめてみます。
先に書いた結論に至った考え方などが伝わったらいいなと思います。
新築時は変動金利で
私が住宅ローンを組んだのは12年前、30才の時です。
念願のマイホームが完成し浮かれた気持ちとともに、大きな借金を抱えることへの不安もありました。
ただ、住宅ローンの中身についてはあまり深く考えることもなく、給与口座だった地元のN銀行で借りることにしました。
比較したのは固定金利にするか変動金利にするかくらい。
当時の固定金利は2％前後と高かったこともあり、変動金利にしました。
（当初の借入条件）
・金利：変動0.975％
・団信：一般団信
・期間：35年（65才まで）
繰り上げ返済して失敗した
入居して1年くらい経った頃に、繰り上げ返済をしました。
原資は家づくり用に貯めていたお金で、頭金には使わず引越し後の支出のために残しておいたものです。
引っ越しして1年経ったけど使わずに済んだので、繰り上げ返済をしようと決めました。
少しでも期間を短くして早く終わらせたい！という気持ちも強かったです。
繰り上げ返済をしたことで、返済期間が1年半ほど短くなりました。
なんか少し安心した！と思ったのも束の間、すぐにこの選択を後悔することに。。。
その後悔とは急な出費への備えがなかったことです。
余裕資金のつもりでしたが、それを超える出費が発生しました。
貯金が少しずつ減っていき、そして底をついたのがちょうど年末。
懐の寒い年末年始を過ごしました。
ちなみにこの年の我が家のサンタさんは、ブックオフのお世話になったそうです(汗)
あのお金を取っておけばよかった！
繰り上げ返済をするんじゃなかった！
と強く後悔しました。
なにより、家族や子どもたちにガマンさせてしまったのが辛かったです。
（繰上返済後の借入条件）
・金利：変動0.975％
・団信：一般団信
・期間：33年6ヶ月（63才まで）
借り換えを検討した
今から3年ほど前に借り換えを検討しました。が、結果としては借り換えはしていません。
ネット銀行など金利の安い銀行がたくさん出てきていたので、シミュレーションをしてみました。
そして、ここなら手数料などを考慮しても条件が良い！というところがあり、借り換えをすることを決断。
でもその前に、一度今借りている銀行にも相談してみよう、と思いN銀行に連絡をします。
そこから展開が変わってきました。
「借り換えは出来ないけど、条件の変更をするのでうちで継続してもらえませんか？」
という提案を頂きました。
結果的に、借り換えするメリットとの差があまりなかったので、今の銀行さんで続けることにし今に至ります。
（変更して頂いた条件）
・金利：変動0.825％
・団信：11大疾病団信
・期間：33年6ヶ月（63才まで）
金利が下がったこともありますが、団信が手厚くなったことが私にとっては安心材料となりました。
これからどうするか
最後にこれからどうするかの考えをまとめます。
現在の私の答えとしては、
・変動金利で継続する
・繰り上げ返済はしない
・毎月の積立をしっかりしていく
です。
仮に固定金利に借り換えをすると、我が家の場合は毎月の支払いが1万円以上増えます。
この1万円を固定金利として払うくらいだったら、自分で貯めて運用したほうが賢い、というのが我が家の判断です。
繰上返済については、これから教育費のかかる子どもを3人控えているので現金は手元に残しておきたい（もうあの時のような思いはしたくない）、という考えです。
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まとめ
以上、ご参考になりましたら幸いです。
住宅ローンとこれからどういう付き合い方をするのが正解か、家庭によって答えはさまざまです。
ご自身の場合がどうかを考えるきっかけとヒントにしてもらえたら嬉しいです。
もし自分たちでは考えるのが難しい、という場合はお声かけください。
一緒に考えさせて頂きます(^^)